ケンコー・トキナーは1月17日、サムヤン製交換レンズの新シリーズ「Prima(プリマ)シリーズ」として、AF対応の広角レンズ「SAMYANG AF 35mm F1.4 P FE」を発表した。35mmフルサイズ対応で、マウントはソニーEマウント。ケンコー・トキナーオンラインショップ公式店での価格は92,800円で、1月24日より発売する。

  • AF対応の大口径単焦点レンズ「SAMYANG AF 35mm F1.4 P FE」

Primaシリーズは、ラテン語で「最初」と「重要」を意味する「Prima」からインスピレーションを得たというレンズシリーズ。サムヤンレンズの第3世代にあたる製品で、「SAMYANG AF 35mm F1.4 P FE」はこの「Primaシリーズ」の第1弾となる。

焦点距離は35mmで、開放F値が1.4ながら重量が470gと軽く、サイズも片手に収まるほどコンパクトな設計。従来モデル「SAMYANG AF 35mm F1.4 FE II」と比較して約30%の軽量化に成功している。デザイン面では、ラバーフォーカスリングがマイクロパターンを刻んだものとなり、全体をマット仕上げとした。

レンズ構成は10群12枚で、ASPレンズ×3枚、HRレンズ×1枚、EDレンズ×1枚を含む光学設計により優れた解像力を発揮。ウルトラマルチコーティングを施すことでフレアやゴーストも抑制する。最短撮影距離は0.3mと短く、被写体に寄っての撮影もしやすい。

AF機構には、高速かつ静粛性の高いリニアSTMモーターを採用。業界トップレベルのフォーカシングブリージング抑制効果を持ち、すべてのフォーカス位置において自然な動画撮影を安定して行える。最大撮影倍率は0.17倍、絞り羽根枚数は9枚。レンズ保護のため、5カ所にウェザーシーリングも施している。

レンズマウント部にUSB Type-Cポートを備え、USBケーブルでPCと接続してのファームウェアアップデートに対応。フィルターサイズは67mm。本体サイズは最大径が75mm、長さが99.2mm、重さが約470g。