モニターは仕事で活用すれば、多くの情報を表示できるので作業効率アップにつながるし、ゲームや映像といったエンタメ系で活用すれば、もっと没入感が生まれ、より楽しむことができるようになるだろう。このように、モニターはそれぞれの快適さに大きく影響する重要なデバイスであることは間違いない。
それだけに、モニターには多種多様なメーカーやサイズが存在している。そこでこれから購入、買い替えを考えている人にオススメしたいのが、画面比率が21:9となる「ウルトラワイドモニター」だ。
21:9 ウルトラワイドモニターとは?
そもそも、21:9 ウルトラワイドモニターとは、何なのだろうか。まずはそこから解説していこう。
一般的なモニターは画面比率に16:9を採用している。解像度として定番のフルHD(1,980×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)とも画面比率は16:9だ。しかし、21:9のウルトラワイドモニターはそれよりも横幅が33%も広いことが特徴。
ウルトラワイドモニターの中にもさまざまな解像度が存在しているが、高解像度の製品だと5,120×2,160ドットにも達する製品もある。1台のモニターで多くの情報が表示できるため、作業効率のアップにつながるのが強みだ。
一般的な16:9のモニターよりも何が便利?
ここからは、21:9 ウルトラワイドモニターが一般的な16:9のモニターと比べて、どのような違いがあるのか。「オフィスワーク」、「クリエイティブワーク」、「動画視聴」、「ゲーム」の4シーンで比較していきたい。ここで使用するのは、LGエレクトロニクス・ジャパンの21:9 ウルトラワイドモニター「LG UltraGear OLED 34GS95QE-B(以下、34GS95QE-Bと表記)」、16:9モニター「LG UltraGear OLED 27GS95QE-B(以下、27GS95QE-Bと表記)」だ。
21:9 ウルトラワイドモニター「LG UltraGear OLED 34GS95QE-B」
34GS95QE-Bは、33.9型と大画面かつ3,440×1,440ドットと高解像度のモニター。
同製品の主なポイントは下記3つだ。
湾曲率は数字が小さいほど曲がり具合が大きいのだが、1000R/1500Rが主流の中、同製品は800Rと非常に高い。これにより、ウルトラワイドながら画面全体を視野に入れやすいというメリットがある。
パネルに有機ELを採用することで、液晶が苦手とする完全な黒を表現でき、メリハリの利いた映像を表示ができる。高い黒の表現力を求められるDisplayHDR True Black 400認証も取得しており、HDR対応のゲームや映像もより美しい映像で快適に楽しめる。
リフレッシュレートとは1秒間に表示できる画像の枚数を示す数値で、一般的なモニターでは、60Hz~144Hz。しかし、同製品は240Hzとかなり高い。つまり、1秒間に240回画面の表示が可能なため、FPS/TPSといったゲームでは遠くにいる敵のわずかな動きを認識しやすく、近くの敵の素早い動きもカクつかずに把握できる。
LG UltraGear OLED 34GS95QE-B
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16:9 モニター「LG UltraGear OLED 27GS95QE-B」
対象の27GS95QE-Bは、27型で解像度がWQHD(2,560×1,440ドット)と画面比率が一般的なモニターだ。それ以外のリフレッシュレートや応答速度、DCI-P3規格の98.5%をカバーといったスペックは共通している。34GS95QE-B(21:9)との違いを見るにはうってつけだ。
LG UltraGear OLED 27GS95QE-B
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違いを見る前に、まずは設置イメージを紹介しておこう。
34GS95QE-B(21:9)のサイズはW784×D279×H466~586mm(スタンド含む)で9.3kgだ。27GS95QE-B(16:9)は、W604×D258×H464~574mm(スタンド含む)で7.35kgとなっている。これを幅88cm、奥行き45cmのデスクにそれぞれ設置してみた。
仕事、クリエイティブ作業、ゲーム、動画視聴シーンで違いを検証
ここからは、実際に使用しての比較に移ろう。
近年Webでの打ち合わせが増えたこともあり、仕事も場面でマルチタスクになることは多いだろう。そういった際にモニターがあると便利だ。
そこで、34GS95QE-B(21:9)で複数のアプリを同時に開いてみたところ、ウィンドウが重ならずに十分見やすい状態で配置できた。Web会議しながらWordでメモを取り、Webブラウザで調べ物をしながら、スケジュールの確認といったこともスムーズに行え、とても快適だった。
さらに33.9型と大画面なので3,440×1,440ドットの高解像度でもWindowsの「拡大/縮小」(スケーリング)を100%に設定しても、視認性を十分確保できる。つまり、テキストやアプリを拡大しなくてもまったく十分読みやすく、高い解像度をいかして多くの情報を表示可能と作業効率を向上させられる。
27GS95QE-B(16:9)もWQHDと解像度は高いのだが、横幅がないので、21:9と同じようなウィンドウサイズで複数のアプリを起動すると、どうしても重なってしまう。同時に色々な画面を開く必要がある場面では、21:9サイズは特に重宝するので、使ったことがない人にこそぜひ使ってみてほしい。
ここでは動画と画像の編集作業をおこなった。今回のLGモニターはどちらも色域がDCI-P3規格の98.5%をカバーと広く、OSDメニューでパソコンのモニターでは一般的な色域のsRGBに限定する設定も可能なので、動画・画像をより正確な色合いで編集できる。
また、34GS95QE-B(21:9)なら、編集ソフトを開いた際にレイヤー・カラーパレットなどのパネルと編集したい画像や動画が重なることなく作業がしやすい。複数パネルを表示しても同様で、作業の邪魔をしないのでストレスがない。
加えて、動画・画像の編集ソフトを同時に起動し、それぞれ作業しやすいウィンドウサイズまで広げてもほぼ全画面が表示可能。静止画の素材を作りながら、動画編集を進めるといった複数作業もスムーズにでき、非常に便利だ。
27GS95QE-B(16:9)だと、ウィンドウを同サイズにするとやっぱり重なってしまう。クリエイティブ作業は、特に細かい調整も必要になるため、大きいサイズのまま確認ができるのはかなり魅力的だ。
「動画視聴」は、どちらのモニターも有機ELパネルならではの150万:1という高コントラスト、色の再現度が高い広色域、VESA DisplayHDR TRUE BLACK 400認証ということもあり、美しい映像が楽しめる。
しかし、筆者としては動画視聴がもっとも21:9と16:9の差を感じた。
というのも、34GS95QE-B(21:9)は33.9型と大きい上に曲面型なので視野いっぱいに映像が飛び込み、高い没入感を得られるからだ。また、映像配信サービスでは21:9に対応するコンテンツが数多く配信されており、筆者も複数のサービスで楽しめた。
34GS95QE-B(21:9)の色域は、高度な色の再現力が必要なデジタルシネマ向けの「DCI-P3」規格の98.5%をカバーしており、その点も優れているポイントだ。
有機ELの美しさと映像の迫力で、その場に自分がいるような体験をさせてくれるので、動画視聴を頻繁にする人やより没入感を味わいたい人には、特におすすめしたい。
最後は「ゲーム」だ。今回の2台はどちらもゲーミングモニターでもあるので、240Hzの高リフレッシュレート、可変リフレッシュレート対応、暗部を見やすくするブラックスタビライザー、画面中央に照準を表示させてFPS/TPSのプレイを助けるクロスヘアなどゲームプレイをより快適にする機能はそろっている。さらに、映像の表示遅延を最小限に抑えるDASモードも搭載。
今回、人気FPSゲーム「サイバーパンク2077」でもプレイしてみたが、ゲーム側が21:9の表示に対応している必要はあるものの、左右の表示できる範囲が広がるため、敵やプレイ状況の把握がしやすかった。写真で比較しすると一目瞭然だだろう。
また、RPGやオープンワールド系のゲームなら、その世界への没入感が圧倒的にアップする。
ほかにも、34GS95QE-B(21:9)では、白発光の有機ELパネルを採用することで、応答速度(色が切り替わるのにかかる時間)も0.03msと超高速応答を可能にし、ブレのない映像を生み出すのにつながっている。
また同製品はVESA(映像周辺機器に関する業界標準化団体)が応答速度に関する公正な基準として策定したVESA ClearMR 13000の認定を受けている。加えて、画面のズレやカク付きを防ぐ可変リフレッシュレートのNVIDIA G-SYNC CompatibleとAMD FreeSync Premium Pro、VESA Adaptive-Syncの認証を受けており、ゲームをより快適に遊ぶための機能もそろっているのだ。
ここまで4つのシーンで実際に比較してみたが、21:9ウルトラワイドモニターの魅力を存分に体感することができた。また表示領域を広げたいならモニターを2台並べたり、4Kモニターでもいいんじゃないかと思う人もいるかもしれない。
しかし、モニター2台ではケーブル接続が煩雑になり、モニター間にはどうしてもベゼル(枠)が存在してしまう。また4Kも映像は高精細だが100%の表示率ではアイコンや文字は小さく、見やすいサイズにするためにはモニター画面がほぼ覆われてしまう。しかし、21:9のウルトラワイドモニターなら1台で完結できる上、横長というアドバンテージにより、常に快適な作業環境を保つことができるのだ。
目に優しい角度調整可能、LGモニターの共通オススメポイント
21:9ウルトラワイドモニターは数多くあるが、そのなかでもLGエレクトロニクスは21:9ウルトラワイドモニターを数多く手がけた実績があり、11年連続世界シェアNo.1*と圧倒的なシェアの高さを誇っている。今回紹介した34GS95QE-B(21:9)をはじめ、画面サイズや解像度が異なる製品を多数展開しており、予算や設置スペースに合わせて選びやすいのも大きな強みだ。
*「IDCトレンドデータ」を基に2012年~2023年自社調べ。2023年11月基準
他にもLGエレクトロニクスモニターの共通オススメポイントがいくつかある。
“目に優しい”機能を搭載
同社の多くのモデルでは眼精疲労の原因と言われるブルーライト抑えて、目に負担の少ない色温度で表示する「ブルーライト低減モード」や画面のちらつきを抑える「フリッカーセーフ」を搭載している。
さらに、34GS95QE-B(21:9)や 27GS95QE-B(16:9)といった有機EL採用モデルでは、第三者機関ULよりFlicker-Free、Discomfort Clare Free、Low Blue Lightの認証を受けており、よりハイレベルなブルーライトのカットやちらつき防止策が施されている。
フレキシブルなスタンドを採用
スタンドも34GS95QE-B(21:9)はスイベル(左右)、チルト(上下)、高さ調整が備わっており、自分にとって見やすい位置や正しい姿勢で作業できる位置に調整しやすい。さらに、27GS95QE-B(16:9)などに採用されているスタンドでは、スイベル/チルト/高さ調整に加えて、モニター自体を回転できるピボットも可能だ。自分にとって見やすく、疲れにくいポジションに調整できる機能がそろっている。
LG UltraGear OLED 34GS95QE-B
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*「IDCトレンドデータ」を基に2012年~2023年自社調べ。2023年11月基準
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作業効率が上がり没入感が高い21:9 ウルトラワイドモニター
21:9 ウルトラワイドモニターは、横幅の広さをいかして多くの情報を表示できるため、オフィスワークやクリエイティブワークの効率を上げられるのに加えて、映像やゲームでは視野いっぱいに画面が広がるため、16:9のモニターにはない迫力や没入感を味わえる。
LG UltraGear OLED 34GS95QE-Bのような曲面型は、没入感がより増すので映像やゲームをより楽しめるのはもちろん、仕事にも集中しやすい。仕事でもプライベートでもワンランク上のモニター環境を目指すなら、21:9 ウルトラワイドモニターは非常によい選択肢になってくれるはずだ。
LG UltraGear OLED 34GS95QE-B
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[PR]提供:LGエレクトロニクス・ジャパン