ライカカメラジャパンは10月27日、Mマウントに対応するカメラ新製品「ライカ M11-P」を発表した。ブラックペイントとシルバークロームの2モデルをラインナップしており、価格は1,474,000円。

  • 「ライカ M11-P」発表 – 世界初の「コンテンツクレデンシャル機能」内蔵、独自チップ搭載で実現

最大の特徴として、世界で初めて「コンテンツクレデンシャル機能」を搭載するカメラ製品。撮影時にコンテンツクレデンシャルを添付してメタデータを保存するというもので、デジタル画像の真正性をこれまでより強力に保護可能。CAI(コンテンツ認証イニシアチブ)が提供するオープンソース規格に準拠しており、撮影者の氏名や撮影日、使用したカメラなど画像の出どころや来歴をデータそのものに記録できる。

撮影データへのメタデータ付与にあたってはカメラ内に内蔵する特殊なハードウェアを用いているとしており、このためにドイツ連邦印刷局のデジタル証明書を保存した独自のチップセットを搭載。記録した真正性はCAIが提供するツールや、ウェブサイト「Verify」からかんたんに確認できるという。

  • ブラックペイントモデルも

カメラの仕様面としては、ベースモデルの「ライカ M11」とほぼ同様。リポルタージュ向きである「ライカ M11-P」ではより装飾が抑えられており、トップカバー正面の赤いLeicaロゴを省いたほか、内蔵メモリが256GBに増量し、背面の液晶保護にサファイアガラスが用いられている点が異なっている。