ヤマハは、100%子会社であるYamaha Guitar Groupのベースアンプブランド「Ampeg(アンペグ)」のベースアンプ・ヘッドとマッチング・キャビネット「Venture」シリーズを2023年10月25日より販売開始する。

  • Ampegのベースアンプ・ヘッドとマッチング・キャビネット「Venture」シリーズ

今回発売となるベースアンプ・ヘッドとマッチング・キャビネット「Venture」シリーズは、Ampegブランド伝統のサウンドを継承しつつ、現代のベーシストが求めるモダンなサウンドと機能を備えるとともに、軽量化による機動性を実現した新シリーズ。出力の異なるアンプ・ヘッド3種と、許容入力やスピーカーの口径などが異なるキャビネット5種をラインアップしている。

  • ベースアンプ・ヘッド「Venture V12」

  • 「Venture V12」のリアパネル

  • ベースアンプ・ヘッド「Venture V3」

ベースアンプ・ヘッドの「Venture V3」「Venture V7」「Venture V12」はクラスDパワーアンプを採用し、その質量はそれぞれ1.8kg、3.1kg、3.8kgと軽量化を実現しつつ、出力は300W、700W、1,200Wとパワフルさを両立。いずれもAmpegのオーバードライブ・サーキット「Super Grit Technology(スーパー・グリット・テクノロジー、SGT)」を搭載し、名機「SVT」シリーズと「B15」シリーズに備わっていた歪みを再現する。Ampeg伝統のBASS(低域)、MID(中域)、TREBLE(高域)の「3バンドEQ」を装備し、MIDの周波数は任意の値に設定が行える。高周波域を増幅、低周波域を増幅・減衰させる「ウルトラ・ハイ/ウルトラ・ロースイッチ」も継承し、「Venture V7」「Venture V12」ではコンプレッサーも搭載する。また、オーディオプレーヤーやヘッドホンと接続するための端子を備え、お気に入りの曲に合わせての演奏や、音漏れを気にせず練習ができる。PA機器や録音機器へダイレクトに接続できる「XLRダイレクト・アウト端子」に加えて、「Venture V7」「Venture V12」にはプリアンプからの出力端子、パワーアンプへの入力端子も装備する。

  • ヘッドにあわせたキャビネットは5タイプを用意

ヘッドにあわせたキャビネットは、250W出力の12インチスピーカー1台を搭載する「VB-112」から、「VB-115」(250W、15インチスピーカー1台)、「VB-210」(200W、10インチスピーカー2台)、「VB-212」(500W、12インチスピーカー2台)、「VB-410」(600W、10インチスピーカー 4台)まで、5タイプを用意。スピーカー・ユニットには伊Lavoceのネオジム・ウーファーとハイ・フリークエンシー・ドライバーを採用し、いずれも軽量化(約12kg~19kg)を実現し、高い耐久性を備える。

希望小売価格と発売日は以下の通り。

  • ベースアンプ・ヘッド
    Venture V3:94,600円/10月25日
    Venture V7:未定/2024年春予定
    Venture V12:189,200円/10月25日

  • マッチング・キャビネット
    VB-112:143,000円/10月25日
    VB-115:162,800円/10月25日
    VB-210:172,700円/10月25日
    VB-212:210,100円/10月25日
    VB-410:239,800円/10月25日