イトーキは、2023年3月3日に新レーベル「Daidara(ダイダラ)」を設立した。

「Daidara」は、プロゲーマーやプロを目指す人など、本格的な環境を求める「エクストリームプレイヤー」向けのレーベル。名称は、日本の伝承に登場する巨人「ダイダラボッチ」に由来する。日本各地で人々を助けるために土地を整え、崇められてきた、「ダイダラボッチ」の持つ献身性と強さをレーベル名とロゴデザインに込めた。

また、ダイダラボッチには、「富士山を作るため近江の土を掘り、その掘った跡地が琵琶湖となった」という伝承があることから、滋賀県近江八幡に縁をもつイトーキが手掛ける、日本一を目指すエクストリームプレイヤー向け商品のレーベルに相応しいと、この名前を選んだという。

新レーベル「Daidara」の第一弾として、東京ゲームショウ2022にコンセプトモデルを出展していた「Act Gaming」を発売。オフィス向けの「Actチェア」(2018年11月発売)をベースに、エスクトリームプレイヤー用に改良開発した。

サイドフレームをなくしたことで、背もたれはスマートなデザイン。また肩の動きに合わせて動く構造や、肘位置を調整できる4Dアームなどの特徴的な機能をベースに、靴を履かない家庭での使用を考え、座面の高さを低く設定した。

価格は149,900円。サイズはW67~78×D54~61.5×H113.5~122.5cm、重さは21.6kg、ロッキング角度は20度、肘上下可動幅は12cm、座面スライド幅は7.5cm。レッド、ライトグレーのカラーバリエーションを用意する。

今後は、エクストリームプレイヤー向け「Daidaraレーベル」のラインアップとして、ゲーミングチェアだけでなくデスクなどの商品も展開していく予定だ。