コルグは、FMシンセサイザー「volca fm」第二世代モデルの販売を2022年4月24日より開始する。メーカー希望小売価格は22,000円。

  • FMシンセサイザー「volca fm」第二世代モデル

「volca fm」はヤマハの「DX7」のサウンドを再現したFMシンセサイザー。これが第二世代のモデルとなる。旧モデルの3音ポリフォニックから倍の6音となり、音色プログラム保存数がも64と、こちらも初代モデルの倍。コーラス・エフェクトに加え、リバーブ・エフェクトも搭載した。

今回、新たに3.5 mm TRSのMIDI IN/OUTを装備。本体に内蔵された16ステップのループ・シーケンサーから外部MIDI機器を制御できる。ランダムなプログラムとパフォーマンス重視した「プログラム・ランダマイザー」機能も新搭載。変則的なリズムを生み出す「ワープ・アクティブ・ステップ」機能では、「アクティブ・ステップ(シーケンスの途中のステップを飛ばして再生できる機能)」が 16ステップ未満のとき、16ステップと同じ演奏時間に補正して再生してくれる。

volca fmでは、DX7のSYS- EX/SYXファイルを読み込めるため、DX7で使用していた音色がそのまま使用できる。また、oscillatorsinkとのコラボレーションにより、新旧volca fmユーザーはパッチの変更が簡単に行える無料のオンラインエディター(アプリケーションのインストール不要)「Synthmata」が利用できる。さらにiZotopeの「Ozone Elements」、キーボード演奏向上 のための「Skoove」、DAWの「Reason Lite」、各種ソフトウェア・シンセサイザーもバンドルする。

本体の給電は単3形アルカリ乾電池x6または別売のACアダプターで行う。サイズはW193xH40xD115mm(ツマミ高さ含む)で、質量は360g(電池含まず)。本体のほか、動作確認用の単3形アルカリ乾電池x6本、シンク・ケーブル、エディット・パラメーター・リストが付属する。