ドナルド・トランプ前米大統領は、フォックス・ビジネスとのインタビューで、ウォール街市場の健全性、現政権の進捗状況、さらにはビットコインや仮想通貨市場の可能性についての見解を問われた。
トランプ氏はビットコインや仮想通貨に対して、「私は米国の通貨が好ましいと思っており、他の通貨は潜在的に災害が起こる可能性がある」と話した。
「それら(仮想通貨)は偽物かもしれない。何であるかは誰にもわからないだろ?」
また、同氏は、仮想通貨やブロックチェーン技術が停滞している金融システムを前進させるというメリットを把握することよりも、米ドルの主権を守ることを第一に考えていると語った。
このようなあまり好ましくないコメントにもかかわらず、仮想通貨価格はトランプ氏の発言には影響を受けていないようだ。ビットコイン(BTC)はこの日、1.17%の下落を記録し、イーサリアム(ETH)は6.30%上昇、第3位の資産であるカルダノ(ADA)は1.1%下落している。
対照的に、現在のジョー・バイデン米国大統領は、仮想通貨に好意的な人事を採用しているが、依然として慎重な姿勢は崩していない。
今年初め、バイデン大統領は、ゲイリー・ゲンスラー前商品先物取引委員会(CFTC)委員長を、証券取引委員会(SEC)の責任者に任命した。