著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
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週末切り返す
週末のBTC相場は堅調な展開。33,000ドル(約365万円)近辺でサポートされると、土曜日に34,000ドル(約380万円)台に値を戻し、日曜日には35,000ドル(約390万円)台に上昇、今朝方36,000ドル(約400万円)をトライしている。米雇用統計を前に34,000ドル台で様子見姿勢が強まったが、CNBCがウォール街の投資家アンケートで44%が年末3万ドル割れを予想しているとしたこともあり上値が重くなった。注目の米雇用統計は非農業部門雇用者数が予想72万人を上回る85万人となったが、失業率が前回5.8%を上回る5.9%とMIXな内容となり、この結果、金利は低下、株は上昇とBTCにはプラスの展開となりじりじりと上昇を始めると、土曜日に無事難易度調整を迎えたことを好感して34,000ドルに上昇した。史上最大の軟化(-27.9%)となったことで、ブロック形成の遅延が解消すると見込まれたからだ。日曜日に35,000ドル台にレンジを切り上げると、今朝のCME先物開始に合わせて、ショートカバー気味に36,000ドル近辺まで値を伸ばしている。
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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。