著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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LTC、1万円での攻防やむなしか

LTC/JPY 日足 Bidチャート(DMM Bitcoin取引ツールより作成)

上図は、LTC/JPYの日足チャート(期間:2021年初~現在)である。

LTC/JPYは、5/19に④34,000円ラインを明確に割り込んで以降、下落トレンドへ転換し、特に反発局面を見せることなく、②18,000円を割り込むまで下落。足元では①10,000円まで接近している。
(下落トレンドへの転換の見極めについてはこちらをご参照ください。Daily Market Report 2021/05/28「LTC(ライトコイン)、調整後のシナリオは?」参照)

これまでの推移を振り返ると、5/10に44,000円付近まで上昇したが、その後、過熱感や株式市場の続落を背景に暗号資産市場にも警戒感が広がり、買いが続かず、5/16に④34,000円ラインのサポートラインを下方ブレイクしたことが、下落トレンドの起点となっている。
5/19には③25,000円で下げ止まることなく、②18,000円ラインを下回り一時、14,000円程にまで下落し、調整を要した。

この期間中の推移を、以下に整理する。

第1次下落トレンド期間:期間は5/16~5/19。5/16の④34,000円ラインを下方ブレイクが起点となった。その後、数日のもみ合い期間はあったが、5/19に再び下げ足を強めると③25,000円ラインでは支えきれずに、一時的に②18,000円ラインを下回るまで同日で大幅下落することとなった。

もみあい期間:期間は5/19~6/18。30営業日。②18,000円ラインを中心線に挟み、もみあいが継続した期間。後半にかけては、レンジ形成の中で値幅が②18,000円ラインに収束するパターンとなったことが特徴といえる。

第2次下落トレンド期間:6/18から現在。10営業日が経過。もみあい期間中の収束パターンから6/21に下放れした値動きが起点となった。第1次下落トレンド期間と比較すると、相対的に緩やかな値動きで推移している。

以上のとおり、足元では下落のスピードも緩やかになっているものの、参加者の意識が集中する下げ止まりポイントも見当たらない状況のため、下値模索が継続している。

次に今後のシナリオを整理したい。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。