ゼンハイザーは、傘下の独NeumannのUSBオーディオインターフェース「MT 48」を2023年10月26日に発売する。市場想定価格は330,000円。

  • Neumann初のUSBオーディオインターフェース「MT 48」

  • リアパネル

今回発売となる「「MT 48」は、Neumannブランドとしては初となるUSBオーディオインターフェースである。開発にはNeumannとスイスに拠点を置くMerging Technologiesがあたっており、Mergingのオーディオインターフェース「Anubis」をベースにしているとのことである。「Anubis」にUSB-CとADAT端子を追加し、ユーザーインターフェースも変更。136dB(A)のダイナミックレンジを確保し、最大78dBゲインのマイクプリアンプを搭載する。ADAT端子(S/PDIFへ切替え可能)のほか、アナログ入力×4、アナログ出力×8(ステレオ出力×4)、低出力インピーダンスのヘッドホンアンプ×2を装備。またAES67を利用して、チャンネル数の拡張が行えるほか、MIDIの入出力も用意している。

内蔵DSPはイコライザー、ダイナミクス処理、リバーブで構成。独自のデュアル出力テクノロジーにより、エフェクト処理前と処理後の両方の信号を同時にレコーディングすることもできる。4つの独立したミキサーは、それぞれステレオ出力を備える。また、直感的なタッチスクリーンインターフェースにより、ミキサーレベルやパンポジションといった各種パラメーターの調整も簡単に行える。モニターミックスをはじめとする各種設定は本体で直接行えるが、PCやタブレットから操作したいユーザーのために、リモートコントロールアプリと、ブラウザベースのWebコントロールソフトウェアも用意している。

  • 本体のほか、セミハードケースなどが付属

対応OSはWindows 10/11(64bit)またはmacOS 10.15〜13。サイズはW200xD128xH40mmで質量は950g。本体のほか、セミハードケース、電源アダプター、USB-C – USB-Cケーブル×2、USB-C – USB-Aケーブル×1などが付属する。