実業家のイーロン・マスク(Elon Musk)氏は10月20日、同氏がオーナーを務めるX(旧Twitter)のサブスクリプションサービス「X Premium」に、新たに2つの料金プランを導入することを明らかにした。ネットには否定的な意見もあり、「昔のTwitterを返して」「課金しても広告出るとか…」などの声が挙がっている。

「X Premium」は、Webブラウザ版が月額980円から利用可能で、投稿の編集や長文の投稿、広告表示の半減など、さまざまな特典を利用できるサブスクリプションだ。

マスク氏は、自身のXにて「X Premiumに2つの新しいレベルが間もなく開始される」と投稿。1つは「X Premium」のすべての機能が利用できるが広告表示が減らない低価格プラン。もう1つは、同じく「X Premium」のすべての機能が利用可能だが広告表示が完全になくなる高価格プランとのこと。これによって、「X Premium」には、広告の表示量が異なる3つの料金プランが設定されることになるようだ。

なお、この新料金プランについて、記事掲載時点では導入時期や具体的な料金などは明らかとなっていない。

ちなみにXでは先日にも、一部の国において、ポスト可能な新規アカウント作成を有料化の対象とする新しいサブスクリプション方式「Not A Bot」のテストを開始していた。もしかしたら、今回の動きはXの完全有料化に向けた動きの一環なのだろうか。

ネット上では「料金…有料化ばかりで、質やサービスの向上や進化に期待してる」「広告が多く表示される低価格プランがどの程度の量なのか気になる。量次第ではユーザー離れも起きそう」「なんで金払ってまで広告見ないといけないんですか」「課金が強制だとしたらXは確実に辞める」「課金しても広告出るとかさぁ…それ課金する意味あるんか?」「いい方に進んでいけばいいですね」「昔のTwitterを返して欲しい」などの声が寄せられた。