米NVIDIAは9月20日(現地時間)、公式ブログを更新し、同日提供を開始したNVIDIA GeForceグラフィックスカード向けソフトウェアの最新バージョン「GeForce GameReady Driver 472.12」について紹介した。10月5日に正式リリースを控えるWindows 11をWHQL版でサポートするほか、最適化ゲームタイトルの拡大、新機能DLAA(Deep Learning Anti-Aliasing)の搭載が大きなトピックになっている。
NVIDIAはブログの中で、新しいWindowsが登場するたびにしっかり対応し、ユーザーが最適な性能と最新のWindowsにアクセスできるよう努力してきたと主張。10月5日に提供を控えるWindows 11の正式リリースに備え、GeForce Game Readyドライバは6月からWHQL版でWindows 11に対応している。
また、今回のアップデートで『Alan Wake Remastered』『Deathloop』『Diablo II: Resurrected』『Far Cry 6』『Hot Wheels Unleashed』『Industria』『New World』『World War Z: Aftermath』の8タイトルをサポートに追加した。動作時のパフォーマンスを高めたほか、NVIDIA Reflexなど独自機能を利用できるタイトルも用意する。
さらに、新機能「NVIDIA DLAA(Deep Learning Anti-Aliasing)」を搭載する点もトピック。DLSSと同じ技術を使用しているというアンチエイリアス機能で、余ったGPUパワーを用いてより高いグラフィックス品質を実現するという。DLSSは解像度を拡張するが、DLSSではネイティブ解像度を維持して画質を最大化するとのこと。現在『Elder Scrolls Online』のテストサーバーで利用できるようになっており、使用感についてはNVIDIAのフィードバックフォーラムで意見を募っている。
GeForce GameReady Driver 472.12はすでにドライバ配布ページで配信されており、無料でダウンロードしてインストールできる。GeForce Experienceの「Drivers」タブからアップデートを適用することも可能だ。