ビットコインが伸び悩む一方で、機関投資家によるアルトコイン投資商品への資金流入は先週来増加し続けている。
コインシェアーズによる8月30日の週間レポートによると、アルトコイン投資商品には2400万ドルの資金流入があった。アルトコインファンドへの資金流入は2週連続となり、先週の2100万ドルから14.3%増加した。
イーサリアムは機関投資家から最も好まれた資産だった。ETHベースの商品は1週間で1720万ドルの流入があった。レポ―トによると、イーサリアムやアルトコインを追跡する投資商品は、仮想通貨セクターの総運用資産の32%を占めている。
カルダノの投資商品も1010万ドルの流入を記録した。過去1週間のアルトコインの流入の32%を占めている。
カルダノへの流入の急増は、9月12日に予定されているスマートコントラクト機能を追加するアップグレード「アロンゾ」への期待によるものだと思われる。
ポルカドットとソラナを追跡するファンドも、それぞれ150万ドルと270万ドルの資金が流入した。ソラナは現在、関連ファンドの運資資産額でビットコインキャッシュを上回っている。
アルトコインが強気の勢いを見せている一方、ビットコイン投資商品では資金流出が続いており、過去1週間で380万ドルの流出となった。ビットコインは8週連続の資金流出となり、過去16週のうち14週が流出だった。