シンガポールを拠点とする資産運用会社であるスリーアロー・キャピタルの幹部は、非代替性トークン(NFT)形式のデジタルアートに特化したファンドを立ち上げた。
このファンド(「スタリー・ナイト・キャピタル」)は、スリーアローのスー・チューCEO、スリーアロー共同創設者のカイル・デイビス氏、および仮名のNFTコレクターであるヴィンセント・ヴァン・ドゥ氏の3人によって立ち上げられた。
ヴァン・ドゥ氏は8月31日のツイートでファンドを発表し、「私たちの命題は単純だ。NFTによってもたらされた文化的なパラダイムシフトに触れるための最良の方法は、最も優れた作品を所有することだ」と述べている。
チュー氏はツイートを共有し、「一緒に歴史を作ることに興奮している」と付け加えた。
スリーアローは2012年に設立されたデジタル資産に特化した資産運用会社だ。同社はAaveやSynthetixなどの分散型金融(DeFi)プロジェクトに加え、イーサリアムやポルカドットなどの主要なブロックチェーンにも投資している。
新しいファンドのロードマップの詳細はまだ明らかになっていないが、ヴァン・ドゥ氏は物理的なギャラリーやNFT教育ポータルの立ち上げなど、「コミュニティ構築に向けたイニシアティブ」を追求していたいと述べている。
「NFTの世界はゼロサムゲームではない。強力なフライホイール効果が作用する。これはパイ全体が成長しているときに最もよく機能する」と付け加えている。