Arrow Lake向けにあの「GODLIKE」が登場
MSIの「MEG Z890 GODLIKE」は、Intel Z890チップセットを搭載するウルトラハイエンド向けのE-ATXマザーボード。211,000円前後という価格も凄まじいが、そのスペックは圧倒的だ。26+2+1+1フェーズ/110A SPSの電源回路に加え、LCDパネル「Dynamic Dashboard III」やM.2増設カード「M.2 Xpander-Z Slider Gen5」などを備えている。
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MSIの「MEG Z890 GODLIKE」。Thunderbolt 5カードなど、付属品も充実している
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インタフェースも超強力。10GbE+5GbEのほか、Thunderbolt 4などタイプCが並ぶ
オールホワイトのB850搭載microATXマザー
GIGABYTEの「B850M DS3H ICE」は、AMD B850チップセットを搭載するmicroATXマザーボードだ。基板、ヒートシンク、スロットなどがホワイト系のカラーで統一されたモデルで、白いケース等に合わせるのに良いだろう。Ryzen 9000 X3Dの性能が向上(最大18%)するという「X3Dターボモード」も備えた。価格は24,000円前後だ。
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GIGABYTEの「B850M DS3H ICE」。オールホワイトのカラーが印象的なモデルだ
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バックパネルには、デュアルDisplayPort、HDMI、2.5GbEなどを備える
Blackwell世代に待望の「5060 Ti」が登場
NVIDIAから新型GPU「GeForce RTX 5060 Ti」が登場、搭載するグラフィックスカードが各社より発売された。7万円前後からと、かなり買いやすい価格帯のGPUながら、「DLSS 4」によるマルチフレーム生成機能という、Blackwell世代最大の特徴にもしっかり対応。「ハイエンドは高くて手が出ない」というライトユーザーにも注目の製品だ。
CUDAコアは、上位モデル「RTX 5070」の6,144基から4,608基へと削減されているものの、消費電力も250W→180Wに下がっており、補助電源は8ピン×1本のみ。デュアルファンのコンパクトなモデルも用意されており、使いやすいだろう。実際の性能については、芹澤氏のベンチマーク記事を参照して欲しい。
【ベンチマーク記事】「NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti」16GB版を速攻レビュー。RTX 4060 Ti/3060 Tiからどこまで進化した?
https://news.mynavi.jp/article/20250416-3195013/
同GPUには、メモリ容量の違いで、16GB版と8GB版が存在する。性能を重視するのなら当然16GB版の方が良いのだが、中心価格帯は16GB版が8万円~10万円程度であるのに対し、8GB版は7万円~9万円程度と、1万円ほど安い。どちらを重視するかによって、16GB版か8GB版かを決めると良いだろう。
16GBモデル | ||
メーカー | 製品名 | 価格 |
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ASUS | TUF-RTX5060TI-O16G-GAMING | 105,000円前後 |
ASUS | PRIME-RTX5060TI-O16G | 99,000円前後 |
ASUS | DUAL-RTX5060TI-O16G | 93,000円前後 |
GIGABYTE | GV-N506TAORUS E-16GD | 99,000円前後 |
GIGABYTE | GV-N506TAERO OC-16GD | 96,000円前後 |
GIGABYTE | GV-N506TGAMING OC-16GD | 95,000円前後 |
GIGABYTE | GV-N506TEAGLEOC ICE-16GD | 93,000円前後 |
GIGABYTE | GV-N506TEAGLE OC-16GD | 90,000円前後 |
GIGABYTE | GV-N506TWF2-16GD | 80,000円前後 |
MSI | GeForce RTX 5060 Ti 16G Gaming Trio OC | 101,000円前後 |
MSI | GeForce RTX 5060 Ti 16G Gaming OC | 99,000円前後 |
MSI | GeForce RTX 5060 Ti 16G Ventus 2X OC Plus | 90,000円前後 |
ZOTAC | GeForce RTX 5060 Ti 16GB Twin Edge OC | 87,000円前後 |
玄人志向 | GG-RTX5060Ti-E16GB/OC/DF | 86,000円前後 |
Palit | GeForce RTX 5060 Ti Infinity 3 16GB | 81,980円(ドスパラ) |
Gainward | GeForce RTX 5060 Ti Python III 16GB | 85,000円前後 |
8GBモデル | ||
メーカー | 製品名 | 価格 |
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ASUS | TUF-RTX5060TI-O8G-GAMING | 90,000円前後 |
ASUS | PRIME-RTX5060TI-O8G | 86,000円前後 |
ASUS | DUAL-RTX5060TI-O8G | 82,000円前後 |
GIGABYTE | GV-N506TAERO OC-8GD | 80,000円前後 |
GIGABYTE | GV-N506TGAMING OC-8GD | 80,000円前後 |
GIGABYTE | GV-N506TWF2-8GD | 70,000円前後 |
MSI | GeForce RTX 5060 Ti 8G Gaming OC | 85,000円前後 |
MSI | GeForce RTX 5060 Ti 8G Inspire 2X OC | 82,000円前後 |
ZOTAC | GeForce RTX 5060 Ti 8GB Twin Edge OC | 77,000円前後 |
玄人志向 | GK-RTX5060Ti-E8GB/WHITE/DF | 77,000円前後 |
玄人志向 | GG-RTX5060Ti-E8GB/OC/DF | 75,000円前後 |
Palit | GeForce RTX 5060 Ti Dual 8GB | 69,800円(ドスパラ) |
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ASUSの「TUF-RTX5060TI-O16G-GAMING」
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GIGABYTEの「GV-N506TAERO OC-16GD」
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MSIの「GeForce RTX 5060 Ti 16G Gaming Trio OC」
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ZOTACの「GeForce RTX 5060 Ti 16GB Twin Edge OC」
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玄人志向の「GK-RTX5060Ti-E8GB/WHITE/DF」
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Palitの「GeForce RTX 5060 Ti Dual 8GB」
オールブラックのCPUクーラーが2モデル
be quiet!の「Pure Rock Pro 3」は、高さを155mmに抑えつつ、最大250WというTDPに対応するCPUクーラー。ツインタワー/デュアルファンの大型モデルで、ヒートパイプは6本搭載する。価格は7,500円前後。シングルタワー/シングルファンのスリム版「Pure Rock 3」もあり、こちらは190WのTDPで、価格は5,000円前後だ。
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be quiet!の「Pure Rock Pro 3」。オールブラックのデザインは高級感がある
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こちらは「Pure Rock 3」。ヒートパイプは4本で、奥行きは71mmとコンパクトだ
木製プレートがオシャレなミドルタワー
MONTECHの「XR Wood」は、フロントの上下にアメリカンウォールナットの木製プレートを配したミドルタワーケース。ARGBファン「GF120 ARGB」が4個も付属しながら、ツクモでの価格が11,779円と、安価なのも魅力だ。420mmのグラフィックスカードが格納可能と、拡張性も高い。カラーはブラックとホワイトが用意されている。
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MONTECHの「XR Wood」。フロント上下の木製プレートがスタイリッシュだ
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標準でも冷却性能は高い。トップ、ボトム、サイドにファンを追加可能だ
冷却性や拡張性に優れるmicroATXケース
DeepCoolの「CH260」は、メッシュパネルを採用してエアフローに優れるmicroATXケース。Mini-ITXケース「CH160」をベースにサイズアップしたモデルで、小型ながら36cmラジエータや最長413mmのグラフィックスカードに対応するなど、拡張性が高くなっている。価格は、ブラックが10,500円前後、ホワイトが12,000円前後。
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DeepCoolの「CH260」。キャリーハンドルはないが、外観はCH160と良く似た印象
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背面コネクタのマザーボードにも対応。CPUクーラーは高さ174mmまで搭載可能だ
また「CH270 Digital」も新発売。これは、タワー型のMini-ITXケース「CH170 Digital」をベースにサイズアップしたmicroATXケースだ。底部に搭載されたデジタルパネルでは、CPU、GPU、電源の動作状況をモニタリング可能。拡張性の高さは、CH260と同様だ。価格は、ブラックが13,500円前後、ホワイトが15,500円前後。
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こちらは「CH270 Digital」。縦型のケースなので、狭い接地面積で設置できる
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レイアウトはCH260をそのまま縦にしたような印象。こちらも背面コネクタ対応だ