IFA 2018開幕直前のドイツ・ベルリンで、インテルが第8世代Coreプロセッサを発表した。2017年に続き、2018年もモバイル系プロセッサはIFAのタイミングでの発表になった。それに伴い、市内のイベントスペースにおいて、メディアブリーフィングが行われ、インテルから新プロセッサが拡げる世界観について説明があった。
新しい第8世代Core i搭載デバイスの特徴
今回、インテルが発表したのはモバイル向け8th Gen Intel Core processor familyの新シリーズで、Whiskey Lakeのコードネームで呼ばれてきた低電圧版のUシリーズと、Amber Lakeのコードネームで呼ばれてきた超低電圧版のYシリーズだ。
ブリーフィングでプレゼンテーションのために登壇したJosh Newman氏(Intel in Mobile GM of Mobile Inovation Segment)は、新しいプロセッサの登場は、特にクリエイティブや接続性などに貢献、バッテリライフも高まることで、モバイル向けプロセッサの革新を極めたものになったと紹介した。
ノートPCにも性能が求められる時代
ラップトップコンピュータには接続性、バッテリライフ、携行しやすい薄型軽量といったフォームファクタなどの要素が求められてきたが、今は、ラップトップコンピュータもパフォーマンスが求められる時代とNewman氏。そんな状況の中で、業界を牽引する差別化をインテルは提供すると強くアピールした。
会場では、新プロセッサ内蔵PCに搭載されたAlexaから、家のドアを音声でロックするデモや、ギガ級WiFiの高速性を確認できるデモンストレーションなどが披露され、集まった各国のプレスを驚かせていた。
なお、会場には各社の新プロセッサ搭載新製品が展示されていたが、それぞれのベンダーごとに発表会が別に設定され、そのタイミングでの情報公開となる。今年のIFAでの各社の動向がますます気になるというものだ。続報を期待してほしい。