アイドルグループ・Kis-My-Ft2の宮田俊哉が15日、都内で行われた映画『ブルー きみは大丈夫』の公開記念舞台あいさつに稲垣来泉、加瀬康之、浪川大輔、三森すずことともに参加した。

  • た映画『ブルー きみは大丈夫』の公開記念舞台あいさつの模様

ライアン・レイノルズとジョン・クラシンスキー監督がタッグを組んだ本作は、「子供のとき、おままごとやヒーローごっこを一緒に遊んだ空想の友達が、もしも大人になった今でもそばで見守ってくれているとしたら……」という独創的な発想から生まれた、孤独な少女と、子供にしか見えない“もふもふ”ブルーの物語を描く。

ブルーの日本語吹替を担当した宮田は、演じたキャラクターを意識して紫のシャツを着用。ブルーは自身に「そっくり」といい、「俺っぽいなと思えた。洗濯物の中から引っ張り出されるシーンは、リアクションが自分みたいだなって思った。共通点もありました。僕のイマジナリーフレンドでしたか? ってくらい、近しい存在だった」と語った。

ブルーの父親役を演じた浪川とは、「師弟」の間柄。「4年前、初めて声のお芝居をしたときに師匠からたくさんレッスンをビシバシと受けまして」と振り返り、「浪川さんと同じ作品に出ることは目標の1つだった。これで1つ達成されました」と感慨。浪川は“弟子”との共演に「複雑なんですよ、きょうはドキドキしました」と照れ笑いを浮かべた。

アフレコは別々で行われたが、浪川は「僕の次の日に宮田くんが収録すると聞いて行きたかったけど、仕事でどうしても行けなかった。なので『何卒宮田くんをよろしくお願いします!』とスタッフにお願いしました」と頭を下げていたことを告白。宮田の吹替については「自然とやっていた。本当に素晴らしかった」と合格点を出す。さらに「きょうは宮田くんのバーターで呼ばれたと思うので」と冗談交じりに話すと、すかさず「違いますよ! やめてください(笑)」と宮田からツッコまれていた。

作品にかけ「誰かに背中を押された経験」を聞かれると、宮田は「アイドルをやりつつ、ずっとアニメが大好きだと公言してきた。そんなとき事務所から『きみはそれで大丈夫?』とよく言われた(笑)」と方向性を心配されたと明かし、「あの頃の僕に言ってやりたいです。『きみは大丈夫だよ』と」と作品の副題にかけてまとめると、周囲から「うまい!」と拍手を送られた。

また、この日ジョン・クラシンスキー監督からのプレゼントが渡される場面も。何も聞かされていなかった宮田は「え!」と驚き、ブルーのイラストと感謝のメッセージが書かれた色紙を受け取った。「うわ、これはうれしい! 特注のフィギュアを飾る棚があるのですが、そこの1番いいところに飾ります」と大感激だった。