中国Moore Threadsは2月21日、エントリー向けグラフィックス製品「Moore Threads MTT S30」を発売した。価格は55ドルに設定されており、市場で見られるディスクリートグラフィックス製品としてはかなり安価だ。

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1,024個のMUSAコアに、4GBのGPUメモリを組み合わせるグラフィックス製品。初代MUSAエンコーダーとデコーダーを内蔵してAV1コーデックのデコードに対応するとしており、CPUから映像処理をオフロードして快適に視聴できるという。端子はHDMI×1、VGA×1で、レガシーなシステムへの組み込みにも好適……かもしれない。消費電力は最大40Wで、補助電源は不要だ。

  • バージョンは不明だがDirectXとOpenGLに対応する模様。ゲーム画面は『英雄联盟』ではなく『League of Legends』のようだ