ブルームバーグの10日の報道によると、米国証券取引委員会（SEC）の元仮想通貨規制トップが、現在進められている元アラメダ・リサーチのCEOであるキャロライン・エリソン氏の弁護を担当することになった。

エリソン氏の弁護を担当するのは、ステファニー・アヴァキアン氏と国際法律事務所ウィルマーヘイル社の弁護士団。アヴァキアン氏は現在、同法律事務所の証券・金融サービス部門の主任を務めている。SECでは執行部のディレクターを務め、仮想通貨の監視を拡大し、ロビンフッドとリップル社に対して訴訟を起こした。

同法律事務所のウェブサイトによると、「アヴァキアン氏は、約1,400人の専門家とスタッフを監督していた。彼女が部門を率いた4年間で、SECは3,000件以上の訴訟を起こし、170億ドル以上の罰金と違反者から支払われる利得の吐出金の判決・命令を獲得し、被害を受けた投資家に約36億ドルを返還した」という。

また、同法律事務所のウェブサイトに掲載された彼女のプロフィールには、「アヴァキアン女史の指揮の下、インサイダー取引、金融詐欺と情報開示違反、監査人と会計問題、市場構造、資産管理、海外不正行為防止法などの幅広い問題が扱われた。また、イニシャル・コイン・オファリング、デジタル資産、サイバーセキュリティなど、今日の市場の最前線にある斬新な問題にも、執行部門を率いて立ち向かった」と記載されている。