BTC/USDT

ビットコインは17,622ドルを下回る取引が続いており、これはネガティブなサインである。ボラティリティの高い時期を経て、16,229ドルから17,190ドルの間のレンジに留まっている。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

17,980ドルの20日間指数平滑移動平均線(EMA)は下に傾いており、相対力指数(RSI)はネガティブな領域にある。これは弱気派が支配していることを示している。価格が下降に転じ、16,229ドルを割り込むと、BTC/USDTペアは11月9日の安値15,588ドルを再び試す展開になる可能性がある。

このサポートを割り込んでしまった場合、パニック売りが発生し、12,200ドルまで急落する恐れがある。逆に、強気派が17,190ドル以上に価格を押し上げた場合、下値で強い需要があることを示すことになる。

その後、同ペアは17,622ドルと20日間EMAの間の直上のレジスタンスゾーンまで上昇する可能性がある。このゾーンを上抜けるkとおができれば、新たな上昇の始まりとなるだろう。

ETH/USDT

イーサ(ETH)はここ数日、徐々に値を下げてきている。弱気派は、当面のサポートである1,171ドル以下に価格を引き下げることで、優位性を築こうとしているようだ。もしこれが成功すれば、ETHは下降チャネルパターンのサポートラインまで下落する可能性がある。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

下降する20日間EMAの1,325ドルとネガティブな領域のRSIは、弱気派が優勢であることを示している。弱気派が価格をチャンネルのサポートライン以下に引き込んだ場合、売りが加速し、ETH/USDTペアは1,000ドルまで下落する恐れがある。

移動平均線を上回ることができれば、最初の強気のサインとなる。このような動きは、下降トレンドラインまでの上昇につながる可能性がある。強気派が新たな上昇の開始を告げるには、このハードルをクリアする必要がある。

XRP/USDT

XRPは、下降トレンドライン付近で売りに直面している。これは、弱気派が優位性を築き、価格を当面のサポートである0.36ドル以下に引き下げようとしていることを示唆している。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

下降する20日間EMAとネガティブな領域のRSIは、弱気派が優位である可能性を示している。0.36ドルを下回った場合、XRP/USDTペアは0.32ドルまで急落する可能性がある。

この弱気な見方を無効にするには、強気派は下降トレンドラインと0.41ドルの間のゾーンのレジスタンスを突破する必要がある。そうなれば、XRPは勢いを取り戻し、50日間SMAの0.45ドルに向けて上昇する可能性がある。
 

 

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