著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

24日のビットコイン(BTC)対円相場は37,772円(1.02%)高の3,757,783円と小幅に反発した。

ピザデーの祝賀ムードが広がる中、週末に反発し380万円を回復したBTCの対円は、週明けも日経平均や米株先物の上昇を追い風に底堅く推移するも、決定的な材料に乏しくジリ高となると、テクニカル的に下落パターンである上昇ウェッジを形成。この日は米株が下げ一服で反発するも、米時間のBTCは綺麗にウェッジ下抜けとなり週末の上げ幅を帳消しにした。

一方、これによりCMEの窓埋めを完了させると、相場は押し目買いの様相で下げ止まった。昨日は、米PMI、リッチモンド連銀製造業指数、米新築住宅販売件数と言った米経済指標が軒並み前回から悪化。さらに、小売大手Best Buyの決算も振るわず、株安金利低下とリセッション懸念が加速し、ビットコインも米時間序盤には上値を重くし対ドルで昨年安値水準となる365万円を割り込む場面もあったが、米株が切り返すとショートカバーも若干入り下げ幅を奪回、今朝方には378万円にタッチしている。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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