スマホ証券アプリのロビンフッドは、デジタルウォレット機能を200万人の追加ユーザーを対象に展開する。

7日にマイアミで開催されたビットコイン2022カンファレンスで、ロビンフッドの最高製品責任者アパルナ・チェナプラガダ氏は、デジタルウォレットの待機リストに載っていた対象顧客200万人以上が仮想通貨を送受信できるようになったと明らかにした。さらに、同プラットフォームはビットコイン・ライトニング・ネットワークを統合し、取引の時間とコスト、および二酸化炭素排出量を削減することを計画している。

ロビンフッドによると、仮想通貨ウォレットは、ハワイ、ネバダ州、ニューヨークのユーザーは「地域の規制により」利用できないという。同プラットフォームは2021年9月からデジタルウォレット機能をテストしており、2021年11月にドージコイン(DOGE)を使った最初のテスト転送を完了し、2022年1月に数万人のユーザーを対象にベータ版をローンチしていた。

7ヶ月の待機期間を経て、ソーシャルメディア上の多くのロビンフッドユーザーからの反応は、ほぼポジティブなものだったようだが、ウォレットがノンファンジブルトークンやERC-20トークンといったイーサリアム(ETH)ベースのサービスをサポートしないことを指摘する声もあった。同社のFAQページによると、ロビンフッドのイーサリアムアドレスに送られたNFTや、サポートされていないトークンは失われる可能性があるという。