3月31日にiMelから発売予定のWindows向け恋愛アドベンチャーゲーム『COSPLAY LOVE! : Enchanted princess』に、超解像技術「NVIDIA Image Scaling」が搭載されている。恋愛ADVゲームへの採用は世界初とのことだ。
NVIDIA Image Scalingは、NVIDIAが提供する超解像技術。TensorコアやRTコアを用いて超解像処理を行う「DLSS」とは異なり、NVIDIA Image ScalingならRTコア等を搭載しないGeForce GTXシリーズに加え、IntelやRadeonなど他社グラフィックス製品を搭載したシステムでも利用可能。SDKがGitHubで公開されており(MITライセンス)、開発者がゲームに組み込みやすくなっている。
今回、iMelは『COSPLAY LOVE! : Enchanted princess』のゲームエンジンに「Artemis Engine」を採用し、NVIDIA Image Scaling機能への対応を実現した。Artemis Engineは2022年2月にリリースされたバージョンからNVIDIA Image Scalingを内蔵しており、これを用いる形になっている。
恋愛ADVゲームでNVIDIA Image Scaling機能をサポートすることで、これまで課題だったウィンドウ拡大時やフルスクリーン利用時のグラフィック品質を大幅に改善。今まで採用されていた単純なバイリニアスケーリングよりも“断然綺麗な”拡大が可能だとしており、4K(3,840×2,160ドット)のような高解像度環境で特に高品質な画面表示が得られるという。
恋愛アドベンチャーゲーム『COSPLAY LOVE! : Enchanted princess』は、Steam / Nintendo Switch(CERO D)で3月31日から配信を予定しており、価格は1,280円。PlayStation 4などのプラットフォーム向けにも準備中で、テキストは日本語・英語・中国語に対応する。
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