ゲームタイトル配信プラットフォーム「Steam」でプレイ可能な作品の中から、”今話題の人気作”や”ツッコミ必至の珍作”まで、見逃し厳禁のおすすめインディーゲームをピックアップ!今回ご紹介するのは『Horizon Chase Turbo』です。
-> Horizon Chase Turbo (Steam)
疾走感が懐かしい「アウトラン」風レーシングゲーム
『Horizon Chase Turbo』はAQUIRISが開発を手掛けたレーシングゲーム。各国のレース大会に参戦し、誰よりも早くゴールインを目指しましょう。
本作は全48エリア・109のコースを舞台に繰り広げるレーシングゲームです。プレイヤーは腕利きのレーサーとして大会に参加し、10台以上のライバルカーを追い抜いて1位ゴールを目指すことになります。なお、シングルプレイのほかオンライン&ローカル(画面分割)によるマルチプレイにも対応済みです。
「アウトランやトップレーサーに影響を受けて創られた」と開発陣が謳っている通り、本作には80年代~90年代に流行したレーシングゲームのテイストがギュッと凝縮されています。「グランツーリスモ」シリーズのような写実的な作風では無いものの、画面奥に向かってひた走る独特の疾走感は「懐かしい!」の一言に尽きます。グラフィック周りもリアル過ぎないのがポイントで、質感的には初期の「リッジレーサー」に近いイメージです。
操作方法&ゲームの流れ
本作のメインモードである「ワールドツアー」では、プレイヤーを含む参加者全員が1位を目指してレース大会に出場します。最序盤から挑戦可能なエリアは「サンフランシスコ」。一定以上の順位を保ってゴールできればクリア扱いとなり、新たなコースがアンロックされていく仕組みです。ちなみに一度クリアしたコースを選択すると、前回の記録を踏襲したゴーストカーが出現。過去の自分と速さを競い合うこともできます。
大まかな操作方法は「アクセル」・「ブレーキ」・「ニトロブースト」の計3種類。複雑な操作は特に無いため、レーシングゲーム初心者の方でも戸惑う箇所は少ないと思われます。レーススタート後、アクセルを踏み込んでエンジン始動。カーブ等に注意しつつ、そのまま走り続けてライバルカーを追い抜きましょう。
操作が簡単とは言え、あまりにもフルアクセルで突っ込みすぎると、カーブ時に勢い余ってクラッシュしてしまうことも……。上記画像はまさしくアクシデントの真っ最中で、油断のせいかコース外のオブジェクトと盛大に衝突。車両が空中を舞い、順位が一気に下がってしまいました。こんな事態にならないよう、特に急激なヘアピンカーブ等へ進入する際は必ずスピードを調節すること。丁寧なアクセルワークが勝利の鍵を握ります。
クラッシュの危険が少ない直線はライバルカーを一気に引き離す、もしくは追いつくための絶好のチャンス。ニトロブースト(回数制限あり)を発動し、一時的に走行スピードを引き上げましょう。ニトロの残り回数はコース内の補給アイテムで回復できるので、レース状況に応じて使い所をしっかり見極めるとベスト。同時にコース内に置かれたガソリン(車両エネルギー)やコイン(収集アイテム)も拾っておくと、クリア時の評価がより高くなります。
順位に関わらず、規定数のコース周回を満たした時点でレース終了。コース内で集めたコイン及びガソリンに加え、1~3位でゴールインした場合はトロフィー(金・銀・銅)が付与されます。トロフィー+コイン+ガソリンの総数はそのまま追加要素のアンロックに必要なポイントへ換算されるので、高順位で終えたコースもなるべく1位ゴールを目標にリトライすることをオススメします。
各種レースで好成績を収めると、見た目や性能も異なる様々な車両がアンロックされます。実名の車両こそ収録されていませんが、有名メーカーの人気車種を模した車両もあり、コレクション名目でも楽しめるのが嬉しいところ。さらに強化パーツで性能をカスタムできるだけでなく、カラーリングもプレイヤーの好みで変更できます。
世界各地のコースを巡りつつ、トップをかけてライバルたちとデッドヒートを繰り広げる。『Horizon Chase Turbo』は古き良きレーシングゲームの醍醐味を踏襲し、現代ハードに合わせて遊びやすさが程よくチューニングされています。どうぞお試しあれ。
-> Horizon Chase Turbo (Steam)