ビットコイン(BTC)は25日に強力な回復を見せ、一時4万ドル近くにまで上昇した。
クジラが変化をリード
Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータによると、2月25日にBTC/USDは3万9000ドル以上に急騰し、地政学的な混乱によって新たな売りを誘発することはなかった。
株式市場も回復を見せ、ドイツのDAXは3%の上昇、ロンドンのFTSE100は4%上昇した。
ロシアによるウクライナ侵攻を巡っては、ウクライナのゼレンスキー大統領が交渉を提案したとの報道もあり、こういった動きがマーケットを下支えしたとみられる。
今週のビットコイン市場は3万4300ドルを底にし、4万ドルのレジスタンスの突破を試みるとの楽観的な見方が徐々に強まっている。
「クジラが変化をリードしている」とモニタリングソースのMaterial Indicatorsは指摘し、小規模な投資家と大規模な投資家の両方から新たな買いの流れがあると述べている。「BTC強気派が4万1500ドル以上に押し上げることができれば、かなり早く4万5000ドルが焦点になるだろう」とも予想する。
一方仮想通貨トレーダー兼アナリストのPentoshiは、BTCのエクスポージャーを減らす前に4万ドルをヒットするかどうかを待つつもりだと述べている。
Have my next sells at 40.3k (initial was 38.5 for TP1)
(1) 38.5k
(2) 40.3
(3) 41.6k40.7k is the summer range high and looks like market will likely get another stab at it for $BTC
Will look for 37.5-38k to hold on any dips this weekend
Still no HH so playing this range https://t.co/u6JTk0WCxl pic.twitter.com/Ra1Ej46HdG
— Pentoshi (@Pentosh1) February 25, 2022
ビットコインとアルトコインのともに上昇の動きを見せている。時価総額トップ10をみると、テラ(LUNA)が20%の上昇を見せ、65.40ドルとなった。イーサリアムは2700ドル近くで推移しており、前週比で5.7%下落となっている。
トレーダーのRektCapitalは、ビットコインのドミナンスが上昇傾向にあることに注目し、3月上旬まで4万4000ドルレベルへの上昇が続くと予想している。