テゾスネットワークは過去12ヶ月間で大きな成長を遂げた。その原動力となったのは非代替性トークン(NFT)での採用が進んだことだ。
テゾスはNFT分野においてイーサリアムのライバルとなっており、急成長を遂げている。コインメトリックスのレポートによると、スマートコントラクトに関連するトランザクションの数は、2021年1月1日では1日あたり1万件未満だったのが、1年後には1日あたり5万件以上にまで増加した。
レポートによれば、テゾスの成長の背景の1つとなったのは、FXハッシュなどのNFTプラットフォームであったという。さらに大手ゲーム企業のUbisoftは、昨年12月にテゾスのブロックチェーンを活用し、NFT分野に参入すると発表している。
イーサリアムの高額な手数料は、NFT作成者や購入者にとっては大きな問題であり、テゾスなどの代替ネットワークに向かわせている。またプルーフ・オブ・ステークのテゾスは「カーボンニュートラル」であるとも主張し、環境問題懸念を緩和する代替手段になるとも訴えている。
ネットワーク上のアクティブなスマートコントラクトアドレスは過去12ヶ月間で20万件から60万件にまで3倍になっている。