シンガポールの仮想通貨データアグリゲーターであるTriple Aによれば、北アフリカのモロッコでは総人口の2.4%(約90万人)が仮想通貨を保有している。
モロッコは北アフリカでトップの仮想通貨の国となった。またポルトガルを上回り、仮想通貨人口でトップ50の中に入った。
世界中のピアツーピア(P2P)のBTC取引を追跡するプラットフォームであるUseful Tulipsのデータも、このトレンドを裏付けている。中東・北アフリカ地域では、サウジアラビアがトップとなっているが、モロッコはそれに次ぐ位置になっており、北アフリカ地域ではトップとなっている。
ただ現地の仮想通貨規制は変更されているわけではない。モロッコ当局によれば、「どの金融機関にもサポートされていない隠された支払システム」はカバーされていない。モロッコの仮想通貨支持者は、規制を回避する形で市場に参入している。
一方で2020年4月、バイナンスはサードパーティのプラットフォームであるシンプレックスを介して、モロッコの現地通貨であるディルハムのサポートを開始している。