ゲームタイトル配信プラットフォーム「Steam」でプレイ可能な作品の中から、”今話題の人気作”や”ツッコミ必至の珍作”まで、見逃し厳禁のおすすめインディーゲームをピックアップ!今回ご紹介するのは『MECHBLAZE』(メックブレイズ)です。
鋼鉄の武装ロボットで悪の軍事組織に立ち向かえ!
『MECHBLAZE』はASTRO PORTが開発を手掛けた横スクロールアクションゲーム。二足歩行の有人ロボットを操縦し、軍事組織の暴虐を食い止めましょう。
時は1989年。巨大な軍事力を持った武装組織「ネオローラン党」の侵略行為により、日本は壊滅的な被害を受けていました。プレイヤーは超電気科学研究所が総力を結集して開発した有人ロボット「SER-28ボストーク」(以下、ボストーク)に乗り込み、ネオローラン党の悪事を阻止するべく、ロボット兵器に立ち向かうことになります。
ドット絵で構成されたゲーム画面を見てもらえれば分かる通り、本作は90年代のロボットアクションゲームのテイストがふんだんに盛り込まれています。スーパーファミコン用ソフトの『重装機兵ヴァルケン』や『フロントミッションシリーズ ガンハザード』といった作品が好きなら、まず間違いなく楽しめることでしょう。
なお、オープニングから組織名やロボット兵器の固有名詞が次々に出現しますが、すべてをしっかり理解しなくとも雰囲気を感じ取ることができれば十分に遊べます。
基本操作とゲームの流れ
本作の基本操作は、大きく分けて「移動」・「ジャンプ」・「防御」・「ウェポン使用」の計4種類。まずは画面を右方向に進み、立ちはだかる敵を倒しながらステージ最深部を目指しましょう。画面左下に表示されている3つのゲージはそれぞれ「耐久力」・「シールド」・「ブースト」に相当し、ダメージを受ける、シールドで攻撃を防ぐ、ブーストジャンプを行うことで減少します(ブーストゲージは短時間で回復)。耐久力が無くなるとボストークが壊れてしまうので、行く手を阻む敵へ弾丸を叩き込み、最小限の被弾で前線を突破してください。
どうしても敵弾をかわせそうにない時は、シールドを構えて防御に徹しましょう。ボストークに搭載されたシールドは非常に頑丈で、前方から飛来する銃弾やミサイルを素早く打ち消してくれます。ただし使用時にシールドゲージを消費するため、無闇に防御をしすぎるとかえってシールド破損を招く可能性も。広範囲に散らばった銃弾から身を守る……といった具合に、操縦テクニックだけだと被弾を免れない場合に頼るのがオススメです。
ステージ道中に落ちている3種類のアイテムは、それぞれ「ウェポンの性能アップ」(赤)・「耐久力の回復」(青)・「弾薬の補給」(緑)効果をもたらします。いずれも役に立ちますが、赤と緑は積極的に入手しておきたいところ。前者は単純な火力向上に繋がり、後者は消耗したウェポンの残弾を即座に補うことができます。
性能の異なる武器を巧みに使い分けよう
ゲーム開始前に訪れるウェポンセレクト画面では、スペックの異なる様々な兵器を最大3つまで装備可能。一部のウェポンは条件を満たすまで使用できないものの、汎用性に優れた段数無制限のアサルトライフル、一発の火力が凄まじいロケットランチャー……等々、計13種類のウェポンから好みや使い勝手に合わせて自由にチョイスできます。ウェポン装備に関する制限は特に設けられていませんが、序盤は残弾を気にせす撃ちまくれるアサルトライフルを装備するのが良いでしょう。
ボストークを駆使して過酷な戦況を切り開くコツ。それは「シチュエーションに合わせて武器を瞬時に切り替える」こと。例えば無数の小型ロボットに取り囲まれた場合だと、アサルトライフルで1機ずつ撃ち落としていてはタイムロスが生じます。
そんな時に便利なのが「ミサイルランチャー」。追尾式ミサイルを発射し、プレイヤーが照準を合わせずとも、自動的に敵兵器を狙い撃ちます。残弾数の影響で無駄撃ちはできませんが、集団戦において余すことなく真価を発揮してくれるはずです。
上記画像はステージ最深部の対ボス戦。このような巨大兵器と戦う際、アサルトライフルでチマチマ耐久力を削るよりも、一発の火力が大きいロケットランチャーが有効な場合もあります。弾丸を撒き散らすのではなく、相手の攻撃パターンを見極めてスキをうかがい、無防備な瞬間を狙ってロケットランチャーを数発叩き込む。ヒット&アウェイを意識し、ボストークおよび搭載ウェポンの戦力を最大まで引き出してください。
ステージ最深部にたどり着き、無事にボス兵器を撃破することができればステージクリア。ボス撃破までにかかった時間や被弾率などに応じてボーナスが加算されていき、獲得ポイントに見合ったクリアランクが記録されます。ゲーム開始時点で高難易度を選べば、その分ボーナス倍率もアップする仕組みです。
本作に収録されているステージは合計6つで、いずれもボストークを遥かに上回る巨大兵器と相対することになります。言わずもがなネオローラン党の戦力は手強く、ゆえに歯ごたえも十分。全5段階ある難易度のうち、最上位のULTRAはアクションゲーム上級者をも唸らせる仕上がりです。90年代ロボットアクションゲームの馴染みがある方、ドット絵で作られた懐かしのアクションゲームに興味がある方は、ぜひ一度『MECHBLAZE』を遊んでみてはいかがでしょうか。