映画『文豪ストレイドッグス BEAST』(2022年1月7日公開)の完成披露上映会舞台挨拶が20日に都内で行われ、橋本祥平、鳥越裕貴、谷口賢志、田淵累生が登場した。MCはサンキュータツオが務めた。
同作は原作・朝霧カフカ、作画・春河35による同名人気漫画の映画化作。太宰治、芥川龍之介、中島敦といった文豪の名を懐くキャラクターが異能力を用いて戦うアクションバトルで、初の実写映画となる今作では舞台メンバーが続投しifの世界を描いた物語に挑む。
撮影中のエピソードを聞かれると、橋本は「監督が休憩中に、距離感0で苦しめる感じの気功みたいな……」と話し始め、鳥越が「本当こうやってバーンとしたら、マンガみたいにバーンと飛ぶんですよ」と補足説明する。しかし客席の空気に、鳥越は「全然伝わってないような」と苦笑し、橋本はさらに「こうやってふっとやるだけで、ああっ!! となるんですよ。それを伝授してもらうために、ずっと(鳥越と)2人で一緒にずっと(練習を)やってました。あの、本当に……すごかったです」と話すが、谷口は「疲れてるの?」とツッコミ。橋本は「思った以上に伝わってなくて……現場ではキャッキャキャッキャ盛り上がってたという話です」と心が折れそうになっていた。
谷口と初対面だったという田淵は「鳥さんとか他の先輩方に『賢志さんは本当に怖い人だよ』と言われ続けて、最初に会った時はガチガチで緊張して。挨拶も返答が弱くて、本当に怖い人なのかなと感じながら撮影させていただいていたけど、実際はめちゃめちゃ優しい方でした」と振り返る。谷口は「どうせifなので、彼と新しい関係を築きたいなと思って、しゃべらないで挨拶もしないで撮影だけをやろうと心に決めて臨んでまして。そしたら裕貴とか祥平僕のことすごい悪魔みたいにおっかないよと教えていた」と明かす。舞台出演時は別キャストだった、今回田淵が太宰という役を演じたことについて、谷口は「あんまり元カノの話するのはかっこいいと思わないので、もちろん昔の彼女を愛してましたけど、今の彼女を一番愛してるみたいな状態で、今回の田淵累生という太宰と一緒にやってけいけたらいいなと思っていたから、最高の時間を過ごすことができました」と語った。
この日は、入場者特典として原作の朝霧による書き下ろし小説「文豪ストレイドッグス 太宰を拾った日 Side-A」(1月7日〜13日)、「文豪ストレイドッグス 太宰を拾った日 Side-B」(1月14日〜20日)が配布されることも明らかになったが、感想を聞かれた太宰役の田淵は「……そういうことですね」と一言で、鳥越が「なんかもっとないんかい! こねくり回せ!」と公開ダメ出し。さらに鳥越の「マイクがちょっと遠い!」というツッコミに、会場中が拍手を送っていた。