著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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XLMへの関心低下で冴えない値動きに?

 CoinMarketCapより作成

上図は、2021/1/1から執筆時点までのXLM/JPY(ステラ・ルーメン)の出来高(棒グラフ)と終値(折れ線グラフ)を表したものである。

2021年の値動きを振り返ると、上半期は暗号資産市場全体が活況であったことでXLM/JPYも高い出来高を伴いながら強い上昇を見せていた。

しかし、5月の暗号資産市場の暴落をきっかけに投資資金が流出傾向となったのか、下半期は出来高が振るわず1,000億円を下回る日数が目立つ状況となっている。

足許のXLM/JPYは、30円から40円を中心価格帯としたレンジ相場へ移行しており、上半期の強い上昇相場と比べると冴えない値動きを続けている。

他方、BTC(ビットコイン)やETH(イーサリアム)も、5月に大きく下落したものの、下半期に入り、年初来最高値を再び更新する場面があったことから、暴落後に暗号資産市場全体で活気が失われたわけではないことが推測される。

そのため、単純にXLM/JPYに対する関心の低下から取引が控えられており、価格上昇への期待感が醸成されにくい状況となっているものと考えられる。

現在、直近のレンジの下限付近まで下落してきているXLM/JPYは今後どのような価格推移をしていくだろうか。

今回は、テクニカル部分と季節性アノマリーの両面から今後の値動きを考察する。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。