アユートは、Astell&Kernの高音質設計を採用し、LDACとaptX HDの両コーデックに対応する据え置き型Bluetoothスピーカー「ACRO BE100」を12月18日に発売する。価格は49,980円。カラーはブラックとホワイトの2色。
「Astell&Kern(AK)ならではのハイクオリティーサウンドをワイヤレスで自由に楽しめるよう開発した」というBluetoothスピーカー。クラス最高レベルのサウンドのために、32bit Hi-Fi DAC(ES9010K2M)を内蔵し、カスタムメイドのウーファーとツイーター、各周波数帯を独立して制御するクラスDアンプを搭載。高音質コーデックのLDACとaptX HDに対応する。
メタル、ウッド、プレミアムPUレザーといった素材を組み合わせ、AK製品のデザインアイデンティティー「光と影」を表現した外装デザインを採用。スピーカーのグリルメッシュのエッジ部分には、アイデンティティーを象徴するデザインを施し、箱型のスピーカーに造形的な特徴を加えた。アシンメトリーながら独自のバランス感覚を活かした、ユニークなデザインを視覚的に楽しめるとする。
ES9010K2Mを別回路とともに採用することで、Bluetoothチップに内蔵されているDACのみを使用した製品よりも優れた音質を追求。ポータブル製品で培った技術とノウハウをもとに、「アナログサウンドの本格的なディテールを損なうことなく、ワンランク上のリアルHi-Fiサウンド」が楽しめるという。
低音域用の4インチウーファーと、高音域用の1.5インチシルクドームツイーター2基を搭載。ウーファーには耐久性と軽量性に優れたケブラー素材を使用し、ユニットのレスポンスを速め、正確でソリッドなベースサウンドを実現する。
ウーファーとツイーターの理想的な位置を追求し、本格的なステレオサウンドを実現。リアポートを最適な長さ、大きさで設置し、スピーカーユニットだけでは出せない超低音域のパフォーマンスを高めるとともに、木製キャビネット内部に吸音材を使用し、空間を密閉することで共振を抑え、豊かでしっかりとした音を出力できるという。
「最大音量時でも安定した音質を保証し、アーティストが意図した原音に近いクリアなサウンド」を実現するというクラスDアンプを搭載する。出力は55W(25W×1 / 15W×2)。
ACRO BE100では独自のアンプ設計技術を応用し、スピーカーの最大出力を快適に発揮しながら歪みのないリアルHi-Fiサウンドを追求。デジタルクロスオーバーを採用することで、異なる周波数帯域の混ざり合いを防ぎながら、クリアなサウンドを実現している。
また、DRC(ダイナミック・レンジ・コントロール)を採用し、最大出力時のスピーカーユニットを保護。さらに、伝送信号の時間的なずれであるジッターを最小限に抑えるため、Bluetoothチップセットに50psのクロックとDACを搭載し、正確なサウンドを追求した。
上部にはボリュームノブを搭載。アルミニウムにローレット加工を施しており、触れるだけでレベルごとに正確な音量の微調整ができるようにした。TrebleとBassの独立したコントロールを使って、自分の好みに合ったサウンドを各6段階調整、カスタマイズすることもできる。
フロントLEDディスプレイには、デバイスのモードやステータスに応じて、さまざまなテキストを表示。また、ボリュームコントロールの下の部分が光り、モードやボリュームレベルごとに異なる色で点滅し、インジケーターになる機能も装備。スピーカーの状態を把握しやすく、直感的に操作できるとする。
Bluetooth 5.0準拠で、対応コーデックはSBC、AAC、aptX HD、LDAC。3.5mmステレオミニのアナログ入力を備え、別売の外部機器とラインケーブルで接続することもできる。
同梱の電源アダプターで動作する。周波数特性は50Hz~20kHz。最大音圧レベルは94dB SPL@1m。本体サイズと重さは約261×171×164mm、約3.2kg。アダプタープラグ等が付属する。