アイドルグループ・乃木坂46の生田絵梨花、鈴木絢音、久保史緒里、遠藤さくらが2日、都内で行われたドキュメンタリー映画『”10th Anniversary”Documentary Movie「10年の歩み」』完成披露試写会に出席した。
乃木坂46の活動には、ほとんどと言っていいほどメイキングカメラが同行。10年間の活動に密着し続けたカメラが収めた”本当の乃木坂46″の姿、そして彼女たちの成長の軌跡を、膨大な映像データの中から約150分に凝縮し、何者でもなかった乃木坂46が、どうして日本を代表するアイドルグループになることができたのか。この約150分のドキュメンタリー映像にはその答えが隠されている、同映像は、12月15日に発売する乃木坂46初のベストアルバム『Time flies』の完全生産限定盤に収録される。
そんな同映像の注目ポイントを尋ねられると、1期生の生田は「『ガールズルール』のMV撮影でまいやん(白石麻衣)と謎のしりとり遊びをしているところだったり(笑)、昔のバースデーライブのリハでかずみん(高山一実)と振り付けを必要以上に決めまくるシーンがあって、そこのふざけまくっている感じが懐かしくも、若いなという感じだったので、みなさんにも楽しんでもらえたらと思います」と懐かしみ、3期生の久保は「3期生のオーディションの合格したあとの楽屋の様子なんですけど、今まで合格発表の瞬間はみなさんに見ていただいたこともあるかなと思うんですけど、その直後の楽屋の様子は今回、私たちも初めて見ることができたので、初々しい会話だったり、表情だったりをみなさんに楽しんでいただけたらと思います」とアピール。2期生の鈴木は、1期生と初めて挨拶をした瞬間、4期生の遠藤は、初選抜のMV撮影時に同期と一緒にいる素の様子をそれぞれオススメした。
また、これまでで1番メンバーに助けられたと思う瞬間を聞かれると、加入当初、3年間ほど秋田から通いながら活動していたことを回顧した鈴木は「ライブのリハーサルに出られないことが多くて、2期生のメンバーが新しい振りが入ったら動画を送ってくれたりしたことがありまして、そのときが助けてもらったなと思う瞬間です」と話し、遠藤は27thシングル『ごめんねFingers crossed』で2回目のセンターを務めた際のエピソードを挙げ「先輩からもらった言葉や優しさで、本当に救われたことが多くて、”こんなときに諦めちゃいけないな”、”頑張らなきゃな”と何度も思い直せたので、27枚目の期間は本当に助けられましたね」と感謝。
生田は、毎年行われているグループのバースデライブを挙げ「全曲披露というコンセプトがあるので、年数を増すごとに長尺になっていくし、同じセトリがないので頭をフル回転させないといけなくて、爆発しそうなところを、メンバーはどんなときも笑っていて、その姿にすごく助けられて、いつも乗り越えられてきたなって思います」と笑顔を見せ、久保は2018年に休業していたことに触れ「戻る時期を決めずに休業に入ったので、自分自身もいつ戻ったらいいんだろうというのもわからない時期に、先輩の一言で戻る決心がついたり、楽屋もどこに座っていいのかわからないくらい久しぶりに現場で、気持ち的にも難しい時期に、先輩方に優しい声をかけていただいて、同期は優しく抱きしめてくれたのもあって、今こうして乃木坂の10年目に立ち会えているんだなと思うと、その時期はメンバーなしでは自分はここにいないんだなと思いますね」としみじみと語った。
そして、今年の感想と来年の抱負について、久保は2021年にソロでドラマや舞台を初めて経験したことに触れ「やっと自分のやりたいことが形になったなという嬉しさもありつつ、外の世界を知ることで自分の未熟さを痛いほどに感じた年でもありました」と吐露し、「もっともっとグループの力になりたいなと強く感じた年だったので、来年はグループとして初めて日産スタジアムでのバースデーライブも控えていて、挑戦の年になると思うので、個人的にもっとグループの力になれるように頑張りたいと思います」と力強く語った。
さらに、2021年いっぱいで乃木坂46を卒業する生田は「この1年は後輩とすごく仲良くなれたんじゃないかなって思っていて、何かあったときに後輩に頼らせてもらうこととか、甘えちゃうこととかが増えたので、それはすごく感謝しているし、この1年が充実していたなと思います」と晴れやかな表情を浮かべ、「来年は私、乃木坂じゃないんです。今年いっぱいで卒業するので、みんなと一緒の目標は持てないんですけど、1人になってまた新しく何がしたいのかとか、みんなにどういう姿を見てほしいのかというのを探しながら見つけていく1年にしたいと思っています。そして乃木坂をファンとして応援していきたいと思います」と目を輝かせた。