メタバースに特化したNFT(ノンファンジブル・トークン)仮想マーケットプレイスであるMetaMundoは、270万ドルのシード資金調達を完了したことを発表した。

シードラウンドの資金調達はアニモカ・ブランドが主導した。他にはハイパースフィアー・ベンチャーズ、デジタルカレンシー・グループ、OPクリプト、メターテル・ベンチャーズ、そしてアーヴェとラリブルの共同創業者らによるエンジェル投資が含まれている。

MetaMundoは、レイヤー2ネットワークであるポリゴンで構築され、デザイナーやクリエイターは、仮想現実や拡張現実のほか、ディセントラランド、クリプトボクシルズ、ソムニウムスペースなどのメタバースので使用するNFTアセットの作成、販売、ライセンス供与を行うことができる。

今回の発表では、ポリゴンネットワークを利用することで、イーサリアムネットワークと比較してガス料金が安くなることを強調した。

MetaMundo社によると、このマーケットプレイスは2022年の第1四半期にローンチする予定で、アバター、ウェアラブル、乗り物、建物などを含む膨大なアイテムのライブラリをホストするとのことだ。

MetaMundo社の共同設立者であるマーク・スタッドホルム氏は、このプロジェクトの背景にある技術について説明した。

「MetaMundoには、クリエイターが提供したオリジナルの3D「親」ファイルを、メタバースごとに最適化された個々の「子」ファイルに変換、デシメーション、最適化する一連のツールがある。親ファイルはERC721コントラクトを利用して1つのNFTとして鋳造し、この親NFTは子ファイルとNFTを含む。つまり、親NFTを集めると、すべての子NFTがついてくることになる」

業界大手のグレイスケール社が11月下旬に発表した調査レポートでは、メタバース分野は今後数年間で価値が1兆ドルにまで高騰する可能性があると予測。

ディセントラランドの人気トークンMANAとザ・サンドボックスのSANDは、ここ数週間で史上最高値を更新している。この傾向は、Facebookがメタバース企業Metaにリブランドしたニュースがきっかけとなっている。