日本電信電話(NTT)/東日本電信電話(NTT東日本)/西日本電信電話(NTT西日本)/NTTドコモ/NTTコミュニケーションズのNTTグループ5社とKDDI/ソフトバンク/楽天モバイルの計8社は1月28日、神奈川県平塚市で給油拠点の共同利用訓練を実施した。

  • 集合写真

    集合写真

  • 給油訓練の様子1
  • 給油訓練の様子2

    給油訓練の様子

今回訓練に参加した8社は、2024年12月18日に大規模災害発生時におけるネットワークの早期復旧に向け通信事業者者間の協力体制を構築するという発表を行っている。その発表においては、2024年1月に発生した能登半島地震の際の通信設備復旧のための対応、およびその中で行われた会社間の協力を踏まえ、「アセットの共同利用」「船舶の活用」「モバイル通信・固定通信の連携強化」などの形で、通信事業者間の連携を推進・強化していくという方針が語られた。

  • 「アセットの共同利用」のスライド

    「アセットの共同利用」のひとつとして、給油拠点の共同利用が挙げられている(2024年12月18日の説明会のプレゼンテーションより)

その「アセットの共同利用」のひとつの例として挙げられていたことのひとつが、「給油拠点/仮設給油所の共同利用」だ。復旧作業に必要な車両/発電機に給油する設備・備蓄を共同利用することで、早期の復旧が期待できる。発表の際には、給油拠点(や船舶)の共同利用訓練を実施する予定だとされており、今回の訓練はその一環ということになる。

  • 「今後に向けて」のスライド

    「今後に向けて」として、給油拠点共同利用訓練の実施についても言及されていた(2024年12月18日の説明会のプレゼンテーションより)

今回の訓練に参加した各社が連名で行った発表文において、「今後も各社は通信事業者間の協力体制を強化し、災害時のネットワークの早期復旧に向けて取り組んでいきます」といっそうの協力強化を図る考えを示している。