SixTONESの松村北斗が、1日に都内で行われた映画『夜明けのすべて』(2月9日公開)の同僚参加限定試写イベントに上白石萌音、三宅唱監督とともに登壇した。
同作は瀬尾まいこ氏による同名小説の実写化作。月に1度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患い、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添が、職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく姿を描いている。
■松村北斗、俳優業の後押ししてくれた出会い明かす「かなり影響が大きかった」
今回の試写会では、「働くことに関する相談・質問」に登壇者陣が回答。「初対面の方とどのように距離を縮めますか?」という質問が寄せられると、松村は「僕ね、すごい下手くそなんですよ……人としゃべるのが下手くそ。苦手意識もある」と共感を示し、「朝ドラのときも机に1人でイヤホンして音楽聞いていたので……」と上白石と夫婦役で共演したNHK 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』撮影当時を振り返った。
これに上白石が「なんか違う思い出作ってる……そんなことなかったですよ!」と反論するも、松村は「覚えてないですか? じゃあ、もういなかったことになっている」とネガティブ発言で笑いを誘っていた。
また、「自身に大きな変化を与えた人」について聞かれると、松村は「自分のもとからやっていたアイドルとお芝居を分け始めたときに、『パーフェクトワールド』というドラマに出演させていただいて、そこで出会った監督さん」と回答。
「自分の中でお芝居の場って役者さんたちの畑で、アイドルがいっていい場所ではない思いがあって。でも、もちろん憧れもあるし、お話をいただいているから、“自分にできることを全力で”というつもりで臨んだ。そうしたら他の役者さんとなんら変わりない接し方、なんら変わりない指導でちゃんと怒ってくれた。『今のはお芝居じゃない』『今の芝居は良かった』とちゃんと言ってくれた」と振り返る。続けて、「自分がお芝居をがんばってもいいのかもなと、がんばることは自由なのかもしれないと思わせてくれた方。かなり影響が大きかったですし、(その出会いが)なかったらここまで来れなかったんじゃないかなと思います」としみじみと語った。