俳優の坂口健太郎が主演を務める、映画『サイド バイ サイド 隣にいる人』(4月14日公開)の場面写真が6日、公開された。

  • 齋藤飛鳥

    齋藤飛鳥

同作はリアルとファンタジーが混在する「マジックリアリズム」が息づく物語。そこに存在しない“誰かの想い”が見える、不思議な力を持つ青年・未山(坂口)は、どこからともなく現れ、人々の心と身体を癒していく。やがて誰も知らなかった彼の秘密が明らかになっていくとき、思いがけないラストが訪れる。

かつて起きたある事件がきっかけで、未山の前から姿を消していた元恋人・莉子を、乃木坂46からの卒業発表後初の映画出演となる齋藤飛鳥が演じており、今回場面写真が公開された。緑豊かな森の中で草木に触れ、穏やかな表情の姿を捉えた写真では、莉子の純真さ、透明感が映し出されているが、もう一方の写真では、薄暗い部屋で何かをじっと見つめ、放心状態となっている。

『あの頃、君を追いかけた』(18年)や、『映像研には手を出すな!』(20年)など、多岐にわたるジャンルの作品に出演してきた齋藤だが、今回のキャスティングにあたり伊藤ちひろ監督は、“無防備にただ佇んでいても雰囲気のある人”という条件のもと莉子役を探していたところ、齋藤飛鳥が思い当たったという。

実際に齋藤とタッグを組み、伊藤監督は「すごく器用だし、理解力もあるし、とても頭のいい人で、そして人としてすごく面白い方。莉子だけ時が止まっているようにも見せたかったので、きっとこの人はずっとこのままなんだろうなと感じさせてくれる齋藤さんの独特な雰囲気がまさにぴったりでした」と明かしている。

(C)2023『サイド バイ サイド』製作委員会