映画『カラダ探し』(10月14日公開)の公開記念舞台挨拶が15日に都内で行われ、橋本環奈、眞栄田郷敦、山本舞香、醍醐虎汰朗、横田真悠、羽住英一郎監督が登場した。
同作はウェルザードによる人気携帯小説の実写化作。主人公・森崎明日香(橋本)はある日幼い少女から「私のカラダ、サガシテ」と不気味な言葉を言われ、幼なじみの高広(眞栄田郷敦)、そしてクラスメイト4人と共に“赤い人”に殺される7月5日を迎え続ける。明日を迎える唯一の方法は、校内に隠されたとある少女のバラバラにされた“カラダ”をすべて見つけ出すことだった。
冒頭の挨拶で、大みそかの『第73回NHK紅白歌合戦』の司会に決定したことを祝われた橋本は「ありがとうございます! 頑張ります」と笑顔でコメント。公開を迎えた本作の反響については、「SNSがすごいですね。TwitterやInstagramをやっているんですけど、昨日公開してもう“観たよ”っていう感想がたくさん届いて。この土日でももっと届くのかなと思うと嬉しいですね」と、多くのファンから感想やコメントを寄せていることを嬉しそうに報告した。
眞栄田は「反響ももちろんたくさん頂いてますけど、それ以上に自分自身がすごい嬉しいです」と喜びを爆発。続けて「この仕事を始めさせていただくきっかけは羽住監督だったんですが、仕事を始めてから2、3年目ぐらい経ってこの作品の撮影が入りました。やっと色々なことが少しずつわかってきて、自分の意思を持って撮影に臨めたすごく思い入れのある作品なので、やっと公開されてとても嬉しく思っています」と感慨深げな表情を浮かべた。同じく山本も「本当に大切な作品になりました。なんかこうして言うとすごく簡単な言葉に聞こえるかもしれないですけど、私にとって本当に大切で。こんなに共演者のみんなと仲良くなることも今までなかったですし、7年ぶりに羽住監督とご一緒出来たこともあって、すごく思い入れの強い作品です」と作品への愛情を強調。
醍醐は「信頼できる仲間ができたな、という感覚がすごく強いです。ホラー映画なので、撮影も大変だったんですけど、でもそれを乗り切ったのでまた今後違うところで会ったとしても、ここで築き上げたものがずっと続いていくんだろうなと思える素敵な人たちと出会えたなと思いますね」と語り、横田も「私も本当にこうやって共演者さんとここまで仲良くなることってなかったですし、ホラーも初めてで長期間泊まり込みの撮影も初めてで、本当にたくさんの初めてを経験させてもらって。それをこの皆さんと一緒にできたことがすごく恵まれた環境だったなと今思います」と、それぞれ本作の役柄同様の仲の良さを感じさせるコメントをした。
同作の主題歌/挿入歌を担当したAdoも音声コメントを寄せ、公開を祝福。キャスト一同驚きの表情を浮かべる中、貴重な音声コメントが流れ「こんにちは、Adoです。『カラダ探し』映画公開おめでとうございます。『カラダ探し』、ループ型ホラーということで結構びっくりする描写もあったり、やっぱりグロテスクな描写は結構刺激的でしたね。でもその中での高校生たちの青春がまたホラーの描写を引き立たせていて、そして青春の描写もすごく美しくて素晴らしい作品になっていると思います。ちなみに私の青春エピソードなんですけれども私は小学生ぐらいの時に、友人とよく市民プールに行ったりしてその帰りにアイスを食べていたっていう記憶があります。願わくば戻りたいとも思いますが、そんなこと言っても仕方ないので。ですが、『カラダ探し』改めて何度でも楽しめる新感覚ホラーになっていると思いますので是非たくさん楽しんでください」と、本作の見どころや自身の貴重なエピソードも披露する。
コメントが終了すると橋本、山本は「声がかっこいい~!」と歓声をあげ、眞栄田、醍醐、横田と監督も感動を隠し切れない様子。橋本は「声が良いとか、すごいっていうのもありましたけど、なんか市民プールにAdoさんも行くんだっていう驚きが……。Adoさんはやっぱり歌い手として爆発的なパワーで数々の曲を歌い分けられているイメージなので、“そっか、普通にリアルで生活してて、小学生のとき友達と市民プールとか行くんだ”というのが、“一緒だ!”みたいな気持ち」とAdoの意外なエピソードに触れ、「映画を面白いと思ってくださってすごく嬉しいなあと思います」と喜びと感謝の表情を浮かべた。