俳優の横浜流星が主演を務める、映画『線は、僕を描く』(10月21日公開)の出演者が7日、明らかになった。
同作は砥上裕將による青春芸術小説の実写化作。大学生の青山霜介(横浜)はアルバイト先の絵画展設営現場で、水墨画と運命の出会いを果たす。水墨画の巨匠・篠田湖山に声をかけられ学び始めた霜介は、戸惑いながらもその世界に魅了されていく。
女優の清原果耶が、水墨画の巨匠・篠田湖山の孫で霜介の強く美しきライバルである、篠田千瑛(ちあき)を演じることが決定。横浜と同じく、撮影前には水墨画家の小林東雲のもとで水墨画の練習を行い撮影に臨み、凛とした中にもしなやかで力強い演技と筆さばきを披露している。主演の横浜流星とは、2019年の『愛唄 –約束のナクヒト-』以来3年振りの共演、そして小泉徳宏監督とは『ちはやふる-結び-』(18年)以来4年振りのタッグとなった。
清原果耶(篠田千瑛役) コメント
久しぶりの映画の現場と小泉組で、クランクイン前はとてもドキドキしていたのですが、懐かしい温かさと緊張感に包まれた充実した撮影期間でした。
そして今回初めて水墨画に挑戦させて頂いたのですが、水墨画監修の東雲先生が千瑛が描く線を丁寧に教えて下さったのでそのニュアンスをなぞることが出来れば良いなと思いながら撮影に臨みました。
横浜流星さんとは、数年ぶりの共演でしたがその頃から変わらないストイックさがとても頼もしかったです。
篠田千瑛として作品の一部になれたことを嬉しく思います。公開までお楽しみに。
水墨画監修・小林東雲 コメント
清原さんは、強く温かみのある線を描かれるんです。横浜さんに近いんですよ。
思い切りがよくて、カメラがまわると時として僕より良い線を描くんですよね。それは見事でした。
熱心だし、物事に対して誠意をもってあたる。
横浜さんと清原さんが本当に水墨画に合った人たちだったのが救いでした。そうでないとこの映画は出来なかったです。
(C)砥上裕將/講談社 (C)2022映画「線は、僕を描く」製作委員会