ウクライナ政府や仮想通貨取引所Kuna、FTXなどによる共同イニシアチブ「エイド・フォー・ウクライナ」によれば、イーサリアム共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏は、4月はじめに500万ドル相当のイーサリアム(ETH)を寄付を行った。
エイド・フォー・ウクライナによれば、ブテリン氏は自ら名乗ったわけではなかったが、イーサリアムネームサービスのドメイン名「vitalik.eth」を通じて彼と紐づけられた。
.@VitalikButerin donated almost $2.5M in $ETH to @_AidForUkraine 2 days ago, and didn’t say a word! He’s also donated $2.5M to @Unchainfund.
Thanks for your enormous help, Vitalik, and thank you for creating @ethereum! The #Ethereum community is pic.twitter.com/HuvDcTM40e
— Aid For Ukraine (@_AidForUkraine) April 6, 2022
500万ドルの寄付の半分はエイド・フォー・ウクライナに直接送られ、残りの半分はウクライナ人への人道支援を提供する仮想通貨チャリティーイニシアチブ「アンチェイン・ファンド」に送られた。
ウクライナのデジタル変革大臣であるアレックス・ボルニャコフ氏は、ツイートでブテリン氏の寄付に感謝を述べている。
「私たちの支援イニシアチブであるエイド・フォー・ウクライナのすべての仮想通貨の寄付に最大の感謝をしたい。それは私たちの国を強くし、私たちの民主主義的価値を守るために役立つものだ。ウクライナと一緒の側に立ってくれたヴィタリック・ブテリンに感謝したい」
コインテレグラフが収集したデータによれば、ウクライナ政府やウクライナ軍、慈善団体に送られた送られた仮想通貨の寄付額は1億3300万ドル以上にのぼっている。
アンチェイン・ファンドは単独で1000万ドル以上を集めているが、全体として寄付のペースは鈍化しているようだ。一部の人からは、ウクライナ政府によるエアドロップ計画が撤回された後、熱意の低下があったとも指摘している。