The Bored Ape Yacht Club(BAYC)はERC-20トークンである「エイプコイン(APE)」を発表し、プロフィール画像プロジェクト(PFP)からWeb3分野の「カルチャー、ゲーム、および商取引」への多様化を示すものだ。

このコインは、エイプコインDAO(分散型自律組織)によって開発され、ローンチされたものだ。このエイプコインDAOは、BAYCを手掛けるYuga Labsとは別組織であり、アレクシス・オハニアン氏やマーリア・バジュワ氏、ヤット・シゥ氏らで構成される6か月間の任期付の評議委員会がDAOの開発を監督する。

エイプコインの公式ツイッターアカウントは17日、BAYCエコシステムのメンバーには10,000トークンの割当を請求する90日間の機会が与えらえると説明している。

バイナンスUSやFTX、ジェミナイ、OKXなどの多くの大手取引所は、自社のプラットフォームでエイプコインを上場させ、取引を可能にすることを約束している。

エイプコインDAOのウェブサイトによると、総供給量の62%がエコシステムファンドに追加され、14%が「ローンチ・コントリビューター」に提供され、9.75%がBAYCを手掛けるYuga Labs、8%がYuga Labs創設者らに直接送られ、残りの6.25%はチンパンジー保護団体であるジェーン・グールド・ファンデーションに寄付される。

エイプコインはYuga Labsとは別組織が発行するわけだが、Yuga Labsは同社からの「すべての新製品およびサービスのプライマリートークン」としてエイプコインを採用する予定だという。これにっは、Yuga Labsのチームがゲーム開発企業nWayと今年後半にリリースする予定のプレイ・トゥ・アーン(P2E)ブロックチェーンゲームも含まれるという。

アニモカブランドの共同創設者でエイプコインDAOの評議委員会メンバーであるヤット・シゥ氏は、エイプコインが非代替性トークン(NFT)の進化における一歩だとコインテレグラフに語っている。「エイプコインは現代のNFTの時代精神を表すトークンだ。それはある意味でNFT文化の表現だ」と語る。

同氏は、エイプコインが「ユーティリティがコミュニティによって作成され、コミュニティで評価されるNFTのドージコイン」になるだろうと述べている。