著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

24日のビットコイン(BTC)対円相場は151,378円(3.54%)高の4,431,043円と反発。この日の安値(395.5万円)から12.02%反発して終値を付けた。

欧州議会でビットコインを含むPoWコンセンサスアルゴリズム暗号資産(仮想通貨)の取り扱い禁止がMiCA(包括的暗号資産規制法案)の草案に盛り込まれたことで、BTC相場は23日海外時間に452万円近辺からロングの投げを伴い反落を開始、24日にはロシア軍によるウクライナ侵攻開始の報を受け430万円を割り込むと、相場は一層に下げ足を速め東京市場の引け後に400万円を割り込み395.5万円にタッチした。

一方、その後は欧州株が大幅安となる中、BTCは対ドルで節目の34,000ドル水準となる393万円を死守しショートの清算も入り下げ渋ると、米株の反発に連れ高となり徐々に下げ幅を解消。バイデン米大統領がロシアに対する追加経済対策を打ち出すと、株価の上昇に拍車が掛かりBTCはこの日のプラス圏に浮上。しかし、テクニカル的な節目が密集する40,000ドル水準となる460万円近辺で相場は上値を抑えられ、足元、440万円台中盤で推移している。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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